物件探しを楽しむ
一人暮らしの場合、入居先を探すのは楽しいものです。これから始まる新生活に胸が高鳴りますし、物件を見れば暮らしぶりを想像できるので、心も躍ることでしょう。
同じ広さでも物件によってその形は異なりますし、使い勝手も異なります。人によって物件を見るときにこだわるポイントも優先順位も違います。家賃や駅からの距離、日当たり、バストイレ別や2口コンロなど設備へのこだわりなど、人によって絶対に外せないものも存在するでしょう。少しでも自分の理想の物件に入居するためには、この希望にあったものを探すことが大切です。
このような条件がありながらも、残念ながらなかなかその希望のすべてを叶えられる物件はないものです。残念ながら、何かは妥協する必要があるもので、それが家賃であったり、バストイレ別であったりその物件によって異なります。完璧な物件というのは人によって異なるために、ないものですから少しでも自分の条件にあった物件を見つけることが重要です。
自分の収入にあった物件探し
たとえどれだけ良い物件であったとしても家賃で無理をすることは危険です。家賃は毎月必ず支払っていくものですから、毎月毎月何年も無理を続けるというのはなかなか大変なことです。支払いが滞ってしまえば退去勧告がされてしまったり、実際に退去をしなければならなくなってしまいます。
家賃というのは収入の3分の1以下にするべきであると言われています。ここでの収入というのは、月収のことでありボーナスや臨時収入は含みません。例えば、月収が18万円ならば月々の家賃の目やすは6万円となります。
このように家賃の3分の1までに抑えておけば、その残金で公共料金や生活費の支払いができたり貯金ができたりすると言われています。ただし、これはあくまでも目安です。人によっては毎月の生活費が全然必要ないから少しでもリッチな家に住みたいという人もいますし、逆に家にはお金を使いたくないからもっと割合を下げたいという人もいます。
残念ながら、賃貸物件というのは月々の家賃を支払っていてもその物件が自分のもののなるということはありません。ただ物件が自分のものにしたいがために住宅を購入しようとしても、一戸建ての場合数千万円になってしまうため賃貸を選ぶ人も多いです。
(※近年人気の出ているローコスト住宅であれば住宅購入金額を900~1,000万程に抑えることは可能です)
住宅購入の金額を考えると、なかなか難しい場合もあると思いますが、家賃を抑えるためだけにあまりに安い物件に住むと騒音や日当たりで眠れなかったりストレスをためたりと生活が乱れてしまう可能性もあります。
物件探しの際には希望する範囲内の物件を探すとともに、少しでも良い条件の場所を選ぶことが重要です。
逆に定期的に物件探しをするのが嫌な人は、時間をかけてじっくりと理想のマンションを探して、購入してしまう方法も悪くありません。賃貸の場合も家賃を払わなければいけないので、住宅ローンを払う場合と金額を比較して、自分に合った方を選べばいいのです。理想の部屋が今すぐ見つからないという人は、ひとまず高級住宅地で気に入ったものを探して、住宅ローンを払う場合を計算してみると、感覚がつかめるのでおすすめです。