新生活を始める
新生活を始めるときというのは、これから始まる生活への期待から良いイメージばかり浮かびがちです。
もちろん、始まる前からネガティブなイメージをしたり悲観的になったりする必要はありません。
しかし、楽しみに胸を膨らませたりポジティブなイメージは持ちつつも、新生活準備においてはシビアな感覚を持つことが重要です。
新生活を始める際に一人暮らしをするとなると、どうしても気持ちが浮ついて冷静に判断できなくなってしまうことがあります。
金銭感覚も麻痺してしまい必要以上に買い物をしてしまったり物件選びで条件の悪い物件であることに気づかず契約をして強いまったりということもあります。
このような失敗をしないために、事前に入居前の物件見学でのポイントを頭に入れておくことが重要です。
物件探しのポイント
最近はインターネットが進化したことできになる物件やすみたい地域に行かなくてもパソコン画面で360度全方向から物件の様子や街を散歩した様子を見ることができます。
パソコン画面では分からない情報もたくさんありますから、必ず自分の目で確認することが重要です。
見学する際に最優先なのが間取り図では確認できないものを確認することです。
例えば、日当たりや騒音、実際にその場に立つことで感じる間取りの様子といったものが当てはまります。
南向きの物件であっても周囲の建物の様子によっては日当たりが最悪なこともありますし、窓が2面あることで日当たりが良いということもあります。
騒音についても大通りに面していても窓ガラスに防音対策がしっかりとされていたり、逆に裏通りでありながら車通りが多いために防音対策がされていない物件では騒音が酷いということもあります。
そして、同じ6畳の物件でも部屋の形や天井の高さ、窓の大きさによっては広く感じたり狭く感じたりしますし、使い勝手の良し悪しも変わります。
これらを確認した後、部屋の細かい情報を確認していきます。
入退去時のトラブルにならないように設備の不具合や故障、傷といったものについては細かく確認してきになるものがあれば不動産会社やオーナーに伝えることが重要です。
また、インテリアの配置を考えるために細かい採寸も必要です。
悪徳不動産会社の場合には、ここでメジャーで測った数字と間取り図の数字が違うことがありますから採寸はできたらしておく方が望ましいです。
採寸するしに特に洗濯機置き場はチェックが必要で縦型とドラム式によって設置に必要な面積が異なりますし、ドラム式の場合には入るだけでなくドアが開けるかの確認も必要です。
他にもクローゼットの中や細かな収納の中まできちんと塗装がされているか、立て付けがきちんとしているかというのも確認すべきポイントです。
見えない部分の作業が雑な物件は手抜き工事の可能性もあり耐震構造が心配であるために避ける方が望ましいです。
賃貸ではなく自分で住宅を購入する場合は、チェック方法が若干異なります。
賃貸は老朽化や湯沸かし器の故障などは大家さんが対応してくれますが、自分で購入した場合は、全て自分で修理の対応を行わなければなりません。
そのため、入居前の内覧会の時点で、じっくりとチェックする必要があります。
動物を飼う場合はペット可物件&ペット保険を確認
ペットが好きだから新居でもペットを飼いたいと思う人も多いかと思います。
賃貸物件の場合は、必ずペットの飼育が可能な物件かどうかも確認しておきましょう。万が一ペット不可物件なのに飼っていることが判明した場合は即退去を命じられる場合もあります。
また、これは賃貸物件や持ち家に限らず、近くに動物病院があるかも確認しておくとよいでしょう。
ペットも人間と同じで、急に病気やケガをする場合があるので、そのような緊急事態にすぐに対応できるよう、信頼できる動物病院を見つけておきましょう。
他にも、予めペット(動物)の医療保険に加入しておくというのも重要です。
犬や猫が病気やケガをした場合、動物病院で診察などをしてもらう必要がありますが、当然お金がかかります。
ちなみに、ある例では、骨折をしただけで数十万円も医療費がかかったというケースもあります。
その場合、飼い主の負担が大きいですし、もしも払えないとなってしまっては大変なので、備えとして大事なペットのためにも加入をお勧めします。