吸引力が変わる
掃除機なんてただ床の上をガーッと動かせばホコリやゴミはきちんと取れると思っている人が多いものです。
しかし、掃除機にも正しい掃除機のかけ方があり、毎日何気なく使っている方法が間違っている可能性もありますし、しっかりと掃除機の性能を活かしきれていない可能性もあります。
一概に床掃除といっても、場所によってたまる汚れも違いますし、汚れの溜まり方も異なります。
かける場所によって適切な方法で行うことで細かな汚れまでしっかりと集めることができるようになります。
掃除機をかける時に大切なポイントとして、同じペースではじからはじまでかけるということがあります。
素早く動かしすぎてしまうと、掃除機がきちんと床にくっつかずに吸引力が下がりゴミが残る原因となります。
掃除機がしっかりと吸引力を発揮するには、身長の半分くらいの距離にヘッドが来るように持つことが重要です。
掃除機がきちんと働くためには掃除機内にゴミをためないことです。
特に、掃除機のヘッド部分には吸い取った汚れが溜まりやすいです。
そこで月に一度はヘッド部分を分解して綺麗にゴミを取り除くことで吸引力を維持することができます。
場所別の掃除機のかけ方
また、場所によって掃除機のかける方向も違いがあります。
フローリングは溝にホコリが溜まりやすいので、溝に沿って掃除機をかけるようにしましょう。
そして、ホコリが一番溜まりやすいのは人が日頃歩かない場所なので、部屋の隅や家具の下は特に念入りに行います。
畳は掃除機を強くかけると傷む原因になります。
そこで、目に沿って優しく掃除機をかけます。
畳と畳の間には特にホコリが溜まりますから、ブラシや細口ノズルにして吸い取って汚れを取り除きます。
フローリングや畳と異なり絨毯やラグには人が集まる場所にホコリや汚れが溜まります。
そして、ホコリや汚れも絨毯やラグの繊維の間にしっかりと絡みついていることが多いので、縦と横両方から掃除機をかけて汚れを取り除いていきます。
また、最近はロボット型掃除機があり、そうじをすべてこれに任せっきりという人もいます。
確かにロボット型掃除機は性能が確実に上がっており、細かいところまできないと掃除されていますし満遍なくすべての場所を掃除できるように工夫がされています。
しかし、完全にロボット型掃除機に任せるのではなく、定期的に自分でも掃除をしてみてロボットが入り込めない場所やうまく作業ができない場所を把握しておくことも大切です。