カタログギフトとは
カタログギフトとは、商品の目録を意味するカタログから贈るものを必要とするユーザーに向けて、ラインナップされた商品を紹介するものです。広辞苑や英和辞典などの辞書をイメージすると理解しやすいかと思われます。
既にカタログギフトを利用した人はご存知の人も多いかもしれませんが、カタログ内に紹介されている商品から、贈り主ではなくギフトを受け取る側が欲しい商品を自由に選べる仕組みとなっています。実店舗でも購入できますが、最近では、オンラインショップでもカタログギフトが提供されているため、pcやスマートフォンを利用していつでも手軽に贈り物を届けられます。
カタログギフトのメリット、デメリット
カタログギフトは、贈った側、贈られた側の両方にメリットがあります。
汎用性の高いカタログギフトですが、時としてデメリットになる場合もあるので注意が必要です。
カタログギフトのメリット
現在は、冠婚葬祭の様々なイベントで利用されるようになったカタログギフトは、その大きなメリットとして手間が軽減される点があります。
結婚式の引き出物、新築や出産時の内祝い、香典のお返しなどでは、そのイベントのマナー品に加えて、選んだ贈り物が相手に喜ばれるのかは分かりません。カタログギフトは、イベント別にギフト内容が用意されており、品物を選ぶ時間を必要としないのです。また、式場から帰る際にも贈り物がかさばることはないため、贈り主と贈られた側の双方にメリットがあります。
さらに、カタログギフトは若い層からシニア世代まで幅広い年齢に対応した贈り物が可能です。贈り物を誰に贈るかは分かりませんが、カタログギフトであれば、贈り物の年齢制限に引っかかることはありません。値段に応じてカタログギフトの種類を選べる点もメリットの1つ。約3,000円から15,000円以上まで値段別でカタログを選択でき、贈る相手によって贈り物の品質を調整できます。
また、新築祝いに対する履物や観葉植物のように、贈り物によっては「相応しくない品物」というものも存在しますが、こういったものを回避できるという点においても、カタログギフトは優れた贈り物と言えるでしょう。
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ちなみに、基本的に贈りものは「モノ」ですが、カタログギフトでは、エステ・サロンやレストランの利用券、温泉などの「時間」をプレゼントでき、品物ばかりの贈り物には満足しきれない人にもおすすめのギフトです。
カタログギフトのデメリット
カタログギフトの仕組み上、贈られた側が品物を選択できますが、それは逆をいえば、贈り主の「個性がない」と捉えられてしまうことにもなりかねません。こればかりは、汎用性の高さが売りであるカタログギフトの特徴そのものなので、解決するのは極めて難しいでしょう。
また、システムがやや複雑になっているため、カタログギフトをうまく活用できない場合もあります。例えば、インターネットでの発注を受け付けているカタログギフトの場合、パソコンやスマホを使い慣れていない高齢者にとっては、注文しづらいギフトとなるでしょう。また、注文を値段が提示されていますが、これにシステム料金を加えたものが本来の値段になるため、値段設定が解りづらいという点もデメリットと言えるでしょう。
沢山のメリットをもつカタログギフトですが、人によってはデメリットになるということも留意しておきましょう。